戸籍謄本が大量に必要な理由

相続登記に必要な戸籍謄本は大量です。
まず、亡くなった方については出生から死亡までの一連の戸籍が必要になります。

なぜ、これだけの大量の戸籍が必要かと疑問に思われる方は多いです。
結論としては、相続人を確定させるために必要なのです。

例えば、相続人が子3人だとしましょう。
法務局に名義変更を申請しますが、その際には相続人全員の話し合いで誰かに相続させることが決まったことを証明する必要があります。
これを証明するのが遺産分割協議書です。
この遺産分割協議書には法定相続人全員の実印押印が必要です。
そして、この協議書に載っている人で本当に全員なのかを示さなければなりません。
そのために必要なのが、一連の戸籍(除籍)謄本なのです。